ホームページ > メンテナンス > オールマイティー起動ディスク最速マスターガイド > (55) 『Windows9xで作る全Windows9x対応の起動ディスク』
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更新日付 : 2009年11月04日
by ゆうゆう
ここでは、Windows98を例にして、Windows9xで作るフロッピイーディスク1枚でCD-ROMにアクセス可能で、全てのWindows(ウインドウズ)をインストールするために必要なコマンドを詰め込んだ、マルチブートも可能に出来るDOS(ドス)起動ディスク(ブートディスク・セットアップ ブート ディスク)の作成(WindowsXP x64以降を除く)について解説しています。パソコンの苦手な年輩者や超初心者向に解説していますが1台しか無いパソコンを壊してしまうと復旧するためのツールが作成できなくなるので、中古のパソコンを入手して練習されることを奨励します。当解説を読んで実施した結果如何なる損害にも一切保証は出来ません。自己責任で実施願います。メーカー製のパソコンでメーカーの添付したリカバリーCDを使用される場合はここでの解説と内容が異なる場合があります。メーカーの添付した取り扱い説明を参照して柔軟に対応して下さい。
このページを読む場合はある程度DOSの知識が必要です。DOSの解説は下記を参照下さい。
dos.htm
ブートディスク・ブートデバイスの総合的な解説は下記を参照下さい。
bootdisc.htm
Microsoft
の準備した、各 Windows の起動ディスク
基本はMicrosoftの準備した起動ディスクです。このページでは基本を理解していることを条件に書いています。
Microsoft は Windows
のバージョン毎に異なる起動ディスクを準備しています。
コマンド名は同じでも機能が異なる場合が有ります。重要な相違点と機能使い方は下記を参照下さい。
msboot.htm
Windows
の再インストールとクリーンインストールは下記を参照下さい。
windows.htm
コントロールパネルから作成したWindows98起動ディスク |
参考のためにここではWindows98でコントロールパネルから作成した起動ディスクを紹介します。
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Windows98(SE)起動ディスクは3点セット(FD×2+RAM_DISK)+Windows98CD_ROM
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≪ Windows98 起動ディスク No.1 Information of a:\ ≫
Dir : a:\
260,576 98/06/12
20:01:02 KANJI16.FNT |
1,321,927 (Total size)
≪ Windows98 起動ディスク No.2 Information of a:\ ≫
Dir : a:\
285,178 98/06/12 20:01:02 EBD.CAB |
286,293 (Total size)
≪ Windows98 起動ディスクが自動的に作成する RAMドライブ(H) Information of H:\ ≫
Dir : H:\
146,826 98/05/21 18:49:00 SCANDISK.EXE |
659,405 (Total size)
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Windows9xで作る全Windows9x起動用FD1枚のディスク |
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Windows起動復旧7つ道具 ( FD1枚で一式具備 )+ 各Windows CD-ROM
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上記のようにWindows98(SE)起動ディスクは、フロッピーディスクが2枚になり尚かつRAMDISKをメモリーに確保します。これでは
Windows
の復旧に必要な[コマンド]が3個所に散在しており事前に各ディスクの内容を印刷して置くなどの処置が必要であったりディスクの入替などの手間がかかりますが、当フロッピーディスクには1枚で全てが内包されており大変重宝しますと共にブータブルCDにも対応します。DOSのコマンド名が同じだからとバージョンの異なるWindowsのものをコピーして混ぜ合わせると正しく機能しません。同じパソコンのものを使用して下さい。
下記 [KL]
には豊富な機能がありますがバックアップが完璧なら[ XCOPY ]
で十分でしょう。複数の自作起動ディスクを作成して各起動ディスクの操作性をテストをしてみて下さい。
Windows98(SE)またはWindows95のパソコンで作成してください。WindowsMe・WindowsNT・Windows2000・WindowsXPでは下記の手法で作れません。WindowsMeでは手間暇掛けなくてもコントロールパネルから自動で作成出来ます。
Windows95ではCD-ROMドライバが別途必要です。下記などを参照下さい。
『DOS用のCDROMドライバ』:
http://j7p.net/backup/howto_doscdrom.html
1. KL ロングファイル名対応のファイラーです。(完全対応ではありません)
連絡先/一次配布先 TORO/高橋 良和 氏
NIFTY-Serve GHE00667 FHPPC,lib 8/FGALTLB,mes 6/lib 6
ZOB Station BBS zob12848 junk.soft/filer.main
ホルダ[KL]を作成してその中に入れて下さい。
\KL\ 00/01/09 = KLファイラーのディレクトリ |
2. XCOPY C:\WINDOWS\COMMAND\ よりコピーします。
ドライブ[A]に直に入れて下さい。
\XCOPY.EXE 3,958 98/06/12 = C:\WINDOWS\COMMAND\ よりコピーします。 |
3. 共通 フロッピーのフォーマット時にシステムファイルをコピーしてシステムディスクとします。
ドライブ[A]に直に入れて下さい。
\KANJI16.FNT 260,576 98/06/12
= C:\WINDOWS\COMMAND\EBD\よりコピーします。 |
ドライバーソフトはハードウエアとセットで機能します。お使いのパソコンからコピーしないと動作しない場合が有ります。
上記[1.KL]+[3.共通]又は[2.XCOPY]+[3.共通]で1枚の
フロッピーディスクを作成します。
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上記起動ディスク内の[Autoexec.bat]記入例
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Windows98起動用バッチファイルの作成
1.メモ帳を起動して下記の --------- から ---------
内をコピー張り付けします。
2.Xcopy を使用する場合は PATH A:\;A:\KL を PATH A:\ に変更します。
3.[Autoexec.bat]と名前を付けて[フロッピーディスク]に保存します。
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@ECHO OFF
PROMPT $P$G
PATH A:\;A:\KL
MSCDEX.EXE /D:CD_101
REM 下記はXCOPYを使用する場合です。
REM PATH A:\
REM 最初に取扱説明を表示したい場合
REM edit 取扱説明.txt
REM 下記はNEC_の WINDOWS98の場合です。
REM MSCDEX.EXE /D:oemcd001
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“参考”
上記の REM
はコメント行の先頭に記入します。パソコンでは処理されません。
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上記起動ディスク内の[Config.sys]記入例 ( HD / FD / CD / PD 起動可 )
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Windows98起動用 Config.sys の作成
1.メモ帳を起動して下記の --------- から ---------
内をコピー張り付けします。
3.[Config.sys]と名前を付けて[フロッピーディスク]に保存します。
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FILES = 40
BUFFERS = 10
DEVICE = HIMEM.SYS
DOS = HIGH,UMB
DEVICEHIGH = BILING.SYS
DEVICEHIGH = JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH = JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH = JKEYB.SYS /106 JKEYBRD.SYS
DEVICE = TA16XCD.SYS /D:CD_101
DEVICE = NTLPD.SYS /D:CD_101
LASTDRIVE = Q
REM 以降はNEC_WIN98
REM device=himem.sys /testmem:off
REM device=oakcdrom.sys /D:oemcd001
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これで HD(IDE)[FAT32/FAT16],FD,PD(IDE),CD(IDE) が全て操作可能となります。
必要ならDOSのドライバーで[MOドライバー][DVDドライバー]等も入れて下さい。
不要なものを削除してフロッピーに収まるように調整して下さい。
CD,PD,MOの各ドライバーはハードディスク内にある現在使用中のものを使用します。
SCSIのCDなどSCSI機器をご使用の場合はそれなりに変更を要します。
SCSI機器用のドライバーはお使いのパソコンの取扱説明(又は下記『参考資料』)を参照下さい。
『取扱説明.txt』は使用上の注意を自分で記入して下さい。
“注意”
ここで作成した[Autoexec.bat]をハードディスクに保存する場合には、起動ドライブのルートに(直に)保存しないで下さい。必ず適当なフォルダを作成して保存します。これを守らないとパソコンが起動しなくなります。Windowsの再インストールで復旧は可能ですが、初心者には起動しないパソコンからこれを削除する事は出来ません。起動ディスクで起動して置いて削除できる方は先ず、画像や文書ファイルなどで試して下さい。LFNやNTFSの知識も必要です。
参考資料 |
SCSIのCDDからインストールする起動ディスク作成の解説は下記を参照下さい。
SCSI CD-ROMの場合、SCSIボードごとに ADAPTEC、TEKRAMDC390U/W/F、SYMBIOSLOGIC搭載ボード(SC-UPCIなど)、INITIOチップなど使用するSCSIボードにあわせてドライバを組み込みます。
http://www2g.biglobe.ne.jp/~h-t/make.html
Windows98(SE含む)標準の起動ディスクを1枚にまとめCD-ROMにも当然アクセスできるSCSIデバイスも使える起動ディスクの作成手法
http://sometime.minidns.net/~winacro/fdx1wsd.htm
起動ディスクの作り方(SCSI版)
http://www.page.sannet.ne.jp/y-kojima/trouble_setup2.htm
起動ディスクでCD-ROMを認識する
http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/faq/windows/startdisk/startdisk.html
PCMCIAインターフェース先のCDDから起動:
AwardBIOSでAdvancedページの「PCMCIA locked for CDROM」をEnabledに変更後、PCMCIA(PCMCIAカード・CardBus・PCカード・PCカードスロット・カードバス・ピーシーカード)に接続しているCDドライブでありながら、あたかもマザーボード(メインボード)のIDEコネクタに直接接続されているCDドライブのようにエミュレーション。
http://www.haltz.com/wt/pc/24th/f020.htm
『USBブート推進協議会』
USBブート(USB起動ディスク)USBメモリを起動ディスクやレスキューデバイスにする詳しい解説のあるWebページです。
http://orz.kakiko.com/kaeru/usbboot.html
『Virtual Floppy Drive 2.1』
Windows NT / 2000 / XP 用の仮想フロッピドライブです (Windows 2003 でも動くようです)。
注意 !!! 32 ビット OS でのみ動作します !!!
フロッピイメージファイルを仮想フロッピドライブとしてマウントし、直接ファイルの中身にアクセスすることができます。仮想フロッピ上のファイル表示、編集、リネーム、削除、作成、仮想フロッピのフォーマット、仮想フロッピからのプログラム起動、など実際のフロッピでできることは大抵できます。
http://chitchat.at.infoseek.co.jp/vmware/vfdj.html
『Windows MeのReal DOSモード起動法』
http://www.alles.or.jp/~sfujita/jpn/medos.htm
全く同じディスクをコピーして作成する方法(ディスクコピー)は下記などを参照下さい。
http://www.fwindows.com/tips/tips000707.htm
上記をDOS上で実施するにはボタン[スタート]→[プログラム(全てのプログラム)]→[アクセサリ]→[MS-DOSプロンプト]と順次クリックし『MS-DOSプロンプト』に下記の通り入力しキー[Enter]を押します。
C:\WINDOWS>DISKCOPY
A: A:
DOS起動ディスク作成の詳細(杉田正幸氏のホームページ)
Windows95で作る・Windows98で作る・WindowsMEで作る・Windows2000では・WindowsXPで作る
http://j7p.net/backup/howto_makebootdisk.html#BOOTDISK
追伸
上記を参照されてブータブルCDを作ることは可能ですが、複数のパソコンをお持ちでない方が外付けのフロッピーディスクドライブや外付けのCDドライブを使用されている場合は、DOSからアクセス可能なSCSIバイオスを搭載したパソコンを除き初心者向きではありませんので、専門家に任せる(メーカー修理5〜7万円)か新品(ホワイトボックス5〜7万円)に買い換えるのが無難でしょう。外付けの機器を使用してブートするのは特殊な例ですからお使いの機器に添付された取扱説明を参照下さい。内蔵型のパソコンにハードディスクを差し替えて復旧する手法も考えられますが、手間暇掛けるよりあきらめも肝心。
WindowsPC top speed master